2011年11月に目白の切手博物館で開催されたミニペックスに1フレームほど電気に関連する広告入りメータースタンプを展示しました。
普段入手した袋に入ったままになっていたものを、ミニペックスを契機に、日本の広告入りだけを1フレームにまとめてみました。
リーフには、使用者名だけではなく、判る範囲で広告の内容に関する説明を加えてみました。以下は、そうした広告入りメーターから、適当に選択して、このWEBに紹介します。
図1
図1はテレビタミンの広告入り2010年のメータースタンプです。
使用者はたぶん「KKT熊本県民テレビ」でしょう。
テレビタミンはKKT熊本県民テレビで、1997年3月31日から放送開始した夕方ワイド番組です。
図2
図2は「ラジオ放送番組 世の光 を聞きましょう」という広告入りです。
この使用者は不詳です。
ラジオ番組「世の光」は日本各地の中波ラジオ放送局で放送されている宗教番組の総称ですから、どこかの宗教団体の使用と思います。
図3
図3は「明日の繁栄のために、国産電算機を」という広告入りです。
使用者はJECC日本電算機株式会社です。
1961年に設立されたコンピュータ専門の、国産電算機の専門のレンタルリース会社です。
国内電算機産業を守るための国策会社でしょう。
図4
図4は「68000マイクロプロセッサー開発支援システム」の広告入りで、使用者は川崎市のテクセル株式会社です。
押印依頼時のメモではこの広告は1985年頃から使用したそうです。
図5
図5は「世界初のマイクロ複写機マイクル」の広告入りです。
使用者は富士フィルム株式会社です。
富士フィルムは1976年2月にマイクル1200を発売。マイクルは複写機と同様に、ボタンを押せばワンタッチでマイクロ写真化できる世界初のマイクロフィルムの複写機でした。
図6
図6は「高圧進相コンデンサー」の広告入りで、使用者はシヅキ(指月電機製作所)です。
1939年に創業した会社で、産業用コンデンサーなどを製造しています。
図7
図7は「5予約テレビ コンピュータ キドカラー」の広告入りで、使用者は日立製作所です。
1978年の日付で見本印字を得ていますが、「5予約テレビ」はもう少し前の製品だったはずです。
三浦はこの当時はテレビ受信機の設計者だったのですが、詳しくは覚えていません。