2007年の3月18日(日)成田発でスイス・ジュネーブに出張してきました。
22日(木)の昼にジュネーブを発ち、23日に成田に戻るという、現地で4泊の旅でした。
仕事の内容はEcmaという規格制定組織の技術委員会への出席で、詳細は割愛します。
同じ場所に4泊もできるということは比較的に楽な出張です。
でも、初日は夜8時過ぎにホテルにチェックイン、2日と3日目は会議が終わってから関係者との交流会を兼ねたディナーが終わり、ホテルに戻るのが夜11時か12時ですから、決して楽ではありません。
2日目のディナーで、おもしろいものを入手しました。
この日はスイス料理を食いながらワインを飲んでいたのですが、最後の頃に飲んだワインが、私の関心の的でした。
ワインの味ではありません。ワインのラベルです。
図1はかなりアルコールで酔っ払った私が喜んでワインを持っている写真です。
このワインのラベルは剥がして持ち帰りました(図2)。
Telegraphという名前の赤ワインです。
1792年に視覚電信を行った場所にワイン畑があり、そこで作られているフランスのワインです。
過去に視覚電信を行った場所であることに因んで、ワインの名称に採用したものです。
帰国後にネットで調べると、輸入され国内でも販売されているようです。
図1 ワインを持っている私
図2 Telegraphというワインのラベル
図3 シャッペの肖像
図4 シャッペの肖像
図5 視覚電信
この視覚電信は、図3と図4に示すフランス人技師シャッペによって発明されました。
電気通信ではありませんが、シャッペはこれをテレグラフと命名しました。
図5に示すフランスの切手で塔の上に腕木通信という視覚電信が描かれています。
ワインを飲みながら電信の歴史を語りあいました。