*「甲武鉄道と多摩」展の参観
記:2009−12−5
JR中央線開通120周年を記念して、小金井にある江戸東京たてもの園で、特別展「甲武鉄道と多摩」が開催されていました。
2009年12月4日の午後に参観してきました。パンフレットを以下に示します。
甲武鉄道は、日本で最初の電器鉄道路線ということから、電気の歴史の観点から関心があります。
甲武鉄道の最初の電化区間は、明治37年(1904年)8月に電化完成した飯田町―中野間です。
専用軌道を持った鉄道に電車を走らせたのは甲武鉄道が日本で最初でした。路面電車では京都電気鉄道が明治28年に電車を導入しています。
甲武鉄道は明治37年12月31日には、御茶ノ水駅までの延伸と複線化・電化を同時に完成させています。甲武鉄道は国有鉄道と国有化されました。
東京駅までの電化は大正8年(1919)で、高尾まで電化されたのは昭和5年です。昭和6年に鉄道省は中央線(甲武鉄道)電化完成記念として写真集を発行。
展示に何か電化に関するものがあるかと見てきましたが、電化完成記念の写真帖からの3枚の写真程度でした。
以下に私のコレクションにある甲武鉄道の電車を描く絵葉書で、1908年頃のもの(開業初期といえる)で、飯田高架鉄道と説明が書かれています。