古来から、様々な情報伝達手段が用いられてきた。郵便も、電信・電話もその一つである。テレグラフ・電信は迅速な情報伝達手段として有用であったので、急速に発展した。
同時に国際ルールの取り決めが必要になり、UPUの創設より早く、1865年に電信に関する国際連合が発足した。
こうした流れを電気通信以前の情報伝達手段から始まり、電話、無線から最近の通信衛星迄の電気通信技術の進歩と、これに歩調を合わせた国際協調の要としての国際電気通信連合(ITU)の諸活動を、テーマの範囲を幅広く、より広範な郵趣材料を用いてまとめました。
コレクションの構成;
1章 電気通信以前
古式通信方式から郵便制度の近代化、光学通信の発明から実用化まで、情報伝達手段における電気通信以前の状態を纏めた。
2章 電信の実用化
電信の発明から実用化、各国における電信創業、これらから国際協調の必要性が生まれる迄を纏めた。
3章 ITUの創立と発展
1865年の発足時からITUの発展、電信の発展を中心として紹介。このITU創設がUPU創設に影響を与えた事も紹介。
4章 世界協調の源 戦争の中をくぐり抜いてきたITU、国連との関係等を紹介。
5章 ITU全権会議を中心とした歴史
ITUの活動中心である全権会議の歴史を郵趣マテリアルで紹介しながら、ITUの歴史とそのエポック等も紹介。
6章 電話業務に関する活動 電話発明、電話の普及と関連するITUの活動を紹介。
7章 無線通信業務に関する活動 マルコニー以降の無線発達とITUの活動を紹介。
8章 ラジオ・TV放送業務に関する活動 ラジオ放送・TV放送の発明・普及そしてこれらに関係するITUの活動を紹介。
9章 宇宙通信の時代 宇宙通信業務とITUの関係を紹介。
10章 その他の通信関連業務 移動体通信や電波天文学等とITUの関係を紹介。
11章 ITUの地域連合 ITUの各地域組織を紹介。
12章 他の機関との関連・技術協力
CEPT等他の機関との電気通信分野での協調、国連の活動に関連する技術協力等を紹介。
13章 ITUの周年記念 100周年・125周年の切手は多数発行、一部を紹介。
14章 テレコム博の開催 ITUが主催するワールドテレコムと地域テレコムを紹介。
15章 世界電気通信記念日 5月17日をITU発足の日に因んで命名した、この記念日に関するマテリアルを紹介。
16章 ITU本部 スイスのITU本部専用切手を主体として纏めた。
17章 最後の纏め 今後の課題と進展を纏めた。
合計 111リーフ
以下に1リーフのみ紹介
*JAPEX2008作品
「国際電気通信連合-情報伝達手段としての国際電気通信の担い手-」
以下にタイトル頁などを紹介します。
タイトル頁