JAPEX95作品 「天空をにらむ通信衛星地球局」

 

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電気、電気通信技術なしに現代生活はありません。
こうした観点からコレクションを作っています。テレビの宇宙中継として、今日、日常茶飯事の事になってしまっている"衛星中継''はわずか30年前に茶の間で驚きをもって宇宙中継されてきた映像を楽しんだものが始まりです。こうした世界の中で、縁の下の力持ちとなって、でっかいアンテナを天空に向けている''地球局"に主眼を置いてみました。

単にアンテナの切手だけでは単調になり、又、この衛星通信は比較的最新技術の為に、可能な料は最近のものが主体となってしまいます。この為に、原図図案を始めとする広範囲な郵趣材料を動員して幅を持たせました。そして、衛星通信の発展や関連するイベント等も含めて、肩苦しさを避けました。アポロの月着陸やオリンピックのTV中継も地球局建設推進の潜在的な契機となっています。

ここで"地球局“とは、単にインテルサット通信衛星用地球局に止まらず、宇宙に存在する人工衛星や物体等と何かの通信を行なう為の、地球上にあってアンテナを備えた設備と広義に定義しました。この定義にそって、色々な地球局やアンテナ、関連する切手等で本コレクションをまとめてみました。

1章 概説 
通信衛星の歴史からオリンピック・国際電話やTV中継等からどのような契機で地球局が建設されてきたか?

2章 衛星通信のスタート
ずばり"衛星通信の起源"1962711巳に行なわれた欧米間TV中継実験の成功であるといえる。

3章 インテルサット中心の通信網
このコレクションの中心である。各国が大型アンテナを国家プロジェクト的にとらえ建設、切手も発行した。

4章 旧ソ連を中心とした通信網
旧ソ連も負けず、と、オービタ網や当時の共産圏を主体にインタースプートニクス通信絹を建設、対抗した。

5章 インマルサットと地球局
海事・航行用のワールドワイド通信網として、1979年スタートした。これには旧ソ連は最初から一緒に。

6章 国内・地域衛星網
衛星通信は国際通信だけではなく、専用の国内通信網や特定の範囲の地域がまとまって利用する道も開けた。

7章人工衛星の追跡局
アポロ・スペースシャトル・火星探査衛星等々の人工衛星との通信を碇保。24時間・世界をネットで結ぶ。

8章 その他の地球局
気象衛星からの信号受信、資源探査衛星ランドサットと通信、深宇宙の衛星と通信等など色々な分野がある。

9章 最後に
通信衛星だけでは通信網は成立しない。また世界中が通信衛星でネットワーク化されれば世界は平和になる。

コレクションの規模 119リーフ 

以下に1リーフのみ紹介