JAPEX2014作品 「世界のトラム- 馬車トラムから電気トラム、トロリーバス - 」 

 


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電気‐その偉大なる世界 第27A部作としての出品です。

トラムとは、Webster英々辞典によれば、1516年まで使用されたことが遡ることができ、
1
)レールの上を走る箱型の全ての形式の車両、鉱山におけるトロッコ等、2)英国ではStreetcar3)架空ケーブルに沿ったり、レールの上を動いたりする移動手段となっている。

Streetcar
は米語ではTrolley carと称される。
同じくWebster英々辞典では、1894年まで使用されたことが遡ることができ、4Trolleyを経由して電気の供給を受けTrackRailではなく)の上を走る交通機関 となっている。
Trolley
は架空で車両に電力を供給する手段のことである。

Streetcar
が日本に入ってきた時は、電気時代になっており、路面電車・市街電車と訳されるが、Streetcarは電気推進に限定されず、厳密な翻訳ではないので、この用語は用いない。

こうしたことからトラムは、広義の定義として、鉱山の手押しトロッコ、ケーブルカーやロープウェー、路面電車、トロリーバス、そして一般の鉄道・軌道も含む広範な用語となってしまう。

本コレクションでは、「路線の全てもしくは一部が、路面や街路などに沿って道路併用軌道を走行する交通機関」と、狭義に定義して、これをコレクションの対象とした。
よって、馬車トラムから、蒸気トラム、電気トラム、トロリーバスが主たる対象となり、Inter-Urban鉄道でも、都市と都市間を結び、郊外は専用軌道を、市街は道路併用軌道を走行していることが確認できた路線を対象とした。

ケーブルカーでは、路線の一部でも道路併用軌道を走行していることが確認できた路線に限定した。
この意味では、例:香港のPeak Tramはトラムという用語が使用されているが、全線専用軌道であり、日本で言えば高尾山のケーブルカーと同じなので、除外した。

こうした定義に基づくトラムの郵趣マテリアルは非常に多い。
日本を除く、世界のトラムに関する郵趣マテリアルを整理することを主眼として、このコレクションを纏めた。

構成:
4
地域に区分し、その区分ないで、トラムの運行開始の早い国の順に並べた。
同じ国の中では、トラムの運行開始の早い順に各都市のリーフを並べた(原則として)。

1部 西欧諸国圏
オーストリア(1836年)、フランス(1853年)、イギリス(1860年)、デンマーク(1863年)、ドイツ(1865年)、ベルギー(1869年)、スペイン(1871年)、ポルトガル(1872年)、ルクセンブルグ(1875年)、イタリア(1876年)、スウェーデン(1877年)、スイス(1882年)

2部 東欧諸国圏
ハンガリー(1866年)、ポーランド(1866年)、ルーマニア(1869年)、ロシア(1872年)、チェコ(1875年)、ラトビア(1882年)、グルジア(1883年)、エストニア(1888年)、モルドバ(1888年)、ウクライナ(1891年)、クロアチア(1891年)、ベラルース(1892年)、スロベニア(1901年)、ブルガリア(1901年)

3部 北・中・南米諸国圏
アメリカ(1832年)、キューバ(1858年)、カナダ(1861年)、アルゼンチン(1863年)、ペルー(1864年)

4部 アジア・オセアニア諸国
オーストラリア(1855年)、ニュージーランド(1862年)、インド(1881年)、フィリピン(1890年)、タイ(1894年)、香港(1904年)、北朝鮮(1960年)

コレクション: 151リーフ  展示:128リーフ

以下に一部のリーフを紹介します。